トルコクーデターについて 他岸の火事にあらず
トルコで起きた軍の一部によるクーデター未遂を巡り、トルコ政府は、これまでにおよそ6000人を拘束して調べていることを明らかにしました。拘束した軍人の中には、陸軍の部隊の司令官も複数含まれていて、捜査当局は軍の幹部クラスの追及も進めています。
トルコでは15日、軍の一部が首都アンカラや最大都市イスタンブールで、戦車やヘリコプターを展開しクーデターを試みましたが、およそ12時間後に政権側に鎮圧されて未遂に終わりました。市民や警察官など161人が死亡したほか、トルコ軍は、反乱勢力の兵士104人を殺害したとしています。
捜査に関連して、トルコのボズダー法相は17日、これまでにおよそ6000人を拘束して調べていることを明らかにしました。中には、計画を主導したとされる前の空軍司令官のほか、陸軍のうち、シリアとの国境などを管轄する第2軍の司令官や東部地域を管轄する第3軍の司令官なども含まれていて、捜査当局は、軍の幹部クラスの追及も進めています。また、裁判官や検察官2700人余りも職務を解いて拘束を進めていて、反政権派の一掃を図る動きを強めています。
トルコ政府は、今回のクーデター計画に関与したのは、政権と激しく対立し、軍などの内部に支持者がいるイスラム組織の「ギュレン教団」だとみていて、指導者のギュレン師が住むアメリカに、ギュレン師の引き渡しを要求することにしています。
アンカラのトルコ議会 厳重な警備続く
アンカラにあるトルコ議会の向かい側には、警察や軍の本部が並び、最も警備が厳重な地区となっています。日曜日ということもあって人の姿はまばらでしたが、銃を手にした軍の兵士や警察官が配置され厳重な警備を続けていました。
議会や政府施設の建物に私たちがカメラを持って近づくことは許されませんでしたが、建物のガラスの多くが割れるいる様子が確認できました。また、道路沿いの街路灯や樹木は根元からなぎ倒され、歩道のブロックがところどころ崩れているほか、地下道の出入り口のエスカレーター付近は、強い衝撃を受けて激しく壊れるなど、戦車や装甲車が通り抜けたとみられる跡が至る所に残っています。議会の建物の外壁にも無数の銃弾の跡が残され、特に1階と2階の部分は内部まで激しく壊れていることが確認できました。
一般市民をも巻き込む大きな氾濫でしたね ISと混同される方もいらっしゃるかもしれませんが これはまったく別ものですね
日本でいえば自衛隊が市民を殺して日本政府にはむかうようなものです
日本の戦時中もおなじようなことがたくさんありました 首相が命を狙われたり たいへんなこともありました 2.26事件などは日本の陸軍内で若い青年将校などが決起して政府に自分たちのイデオロギーを主張しようとしたものでした
困窮にあった日本を救おうとかんがえてのことだったのかもわかりません
しかし私はこの事件にしろ他の事件にしろ 軍隊という 税金をつかった組織が自分勝手にイデオロギーを主張するなどあってはならないものと考えています
さらに軍部上層部が部下に命令したにせよ 部下は従うべきではないとおもっています
なぜなら統帥権は天皇が持っているものであり(その当時)軍人が自らの意見を武力によって行使するべきではないとおもっています また軍隊は皇軍であり天皇の軍隊でした 軍隊が自由に動いていいはずがありません
天皇の意思にそむく行為であり、斬首されてしかるべきですが 天皇は悲しいかな仁君で そむいた謀反人のうち一部の上部だけを処刑したもののほとんどの部下を許したのです 私はこれが昭和天皇のした大きな過ちの一つだったと考えています
こういうことがあれば 部下は上部のクーデター計画に従いやすくなります クーデターって国家反逆ですよね どうせやるなら勝たないとだめです
天皇には色目を使いつつ政治家には暗殺をして政治の正常化を謀るという中途半端なものでした
上部だけを罰しているだけではクーデーターの芽をつむことはできません
処刑せずとも一切の軍隊行動に関与できなくするとかかなりの範囲で処罰されなければならないと考えます
そうしなかったがために当時エリートの陸軍はなんでもできると暴走して 自由に中国を侵略していき 海軍までまきこんでいもづる式に国民を全員参加型の太平洋戦争にまきこんでいったのです