genbusyoのブログ 

気にになるニュースを鋭く ブったぎります はてな?とおもった方は必見 お気に入り ブックマーク スター付与など かたじけなく賜ります

為末大に大舞台で 負けたときのインタビューの答え方を学ぶ

現役時代にはあまり気がつかなかったが、引退してからミックスゾーンにメディア側として立って、あらためて感じたのは日本選手のインタビューの特異さだ。成績が悪かった時のアメリカ選手が、自分なりの敗戦理由と次の目標を語るのに比べ、涙を流しながら「期待に応えられずに申し訳なかった」と謝罪し続ける選手を見ていて胸が苦しかった。

 日本の選手のインタビューは似通っていると言われるが、私はその一端に、この謝罪の要求というのがあるのではないかと思う。負けた原因を分析したら言い訳と批判され、純粋な感覚を表現すれば負けたのにヘラヘラしていると言われる。選手にとっては競技をすることが一番大事だから、変なことで社会から反感を買いたくない。結局、一番問題が起きにくい謝罪一辺倒の受け答えになっていく。

 選手に謝罪を要求することの弊害が2つある、と私は考えている。1つは、五輪という舞台で選手が一体どう感じたのかという、その瞬間にその人しか語れない言葉にふたをしてしまう可能性があるということだ。勝ち負けを超えて、世界の頂点の舞台で感じたことや、やろうとしたことを聞けるのは、社会にとって大きな学びになるはずだ。

 もう1つは、この国から挑戦心がなくなってしまうことだ。彼らは長い間トレーニングをしてきて、挑戦をし、勝ち抜いて代表になった選手たちだ。その選手たちの挑戦の部分を評価しないで、最後の結果だけで批判をする。そうなれば子供たちも社会も、挑戦をすること自体をやめていく。

 一体どの程度の割合で批判をしている人がいるかというと、私はごく少数ではないかと考えている。私も含め多くの人は挑戦自体が素晴らしいし、一生懸命やってきたのは自分なんだから、自分の気持ちを素直に出せばいいと感じていると思う。

 日本はこれから厳しい局面を迎える。超高齢社会を迎える中で、挑戦できる人たちが自分らしく挑戦をしていかないと生産性も高まらず、国が衰退していく。結果は運だが、挑戦は意思だ。挑戦をするという意思を持って厳しいトレーニングをし、その場に立った。結果の前にそのことをまず尊敬し、そこから姿勢を学ぼうとする社会であってほしいと私は思う。

為末大

 

為末さんの元選手ならではの選手の気持ちのわかるところではあるだろうけども 的を射た考えですね

 

どうも謝罪とか世間に対して申し訳ないとか なんだかおかしいですよね 日本人がそれを求めているというのがおかしいのかもしれない いや実際求めていないと思うのですよ

 

たとえばどう転んだってベスト8に残ったらベストを尽くしたといえる人なら メダルにならなくても入賞で満足です 最高!といえばいいですし それはメダルがあるなしにかかわらずですね

 

目標をメダルに設定しなければならないという重圧があるとすればそれはやはり無理があるわけです 本来世界トップレベルの実力のない人が火事場のクソ力を運よく発揮できてメダルとれたところでそれはなんちゃってメダルなわけです 

 

日本人としてとって欲しいというのはわかるけれども。。。 それをプレッシャーに感じて力を出し切れない人もいるわけですし 

 

それにしてもアメリカ人の敗戦理由と次の目標設定について語るというのはすばらしいですね 日本人も 負けたのですみませんはいらないから 次はこうやってやろうという意気込みを語るようになれればいいですよね 一定の成果を出せないと話す権利がないのが日本という了見の狭い国柄なのかもしれません 謝られたら期待したほうも なんだか申しわけなくなってしまいますしね

 

勝てばみなさんのおかげ。。それはいっとくほうが皆に祝福してもらえるので発言したほうが無難でお得でしょうw 

 

やはり自分なりの目標を設定して それをクリアできたら 良しとする

 

ここが明確ではないから一足飛びにメダルではないといけないという呪縛になったりするのですね

 

自分の予測どおり実力どおりで結果がでたなら喜べばいいし 運よく勝ててしまったのなら謙虚にラッキーでしたといえばいい

 

そして為末さんの言われる体験したことを語る重要性 これは本人にしかできないですよね しかもたまたまオリンピックに出れて選手生命のピークをリオで迎えて これからもう落ちぶれてしまう人もいるかもしれないわけで 本人にとっての貴重な体験をそこで話す事で次の時代に新しく吹く芽の糧になるかもしれない 結局 本人帰結だけでは 全体への寄与にはならないわけです 自分が負けたのはここが弱かったかもしれない・・・といえば それを聞いた同じ競技の人のアドバイスや教訓に活かせるのかもしれない メダルを取っていたって自分の目指すところはこんなもんじゃないと 言える人はそれを発信することで もっと大きな希望や挑戦という夢を広めることができるのでしょう

 

結果が悪かった場合も 謝らずに前を向く姿勢を見せてくれるということが 応援している国民に感動を引き起こすのかもしれませんね