genbusyoのブログ 

気にになるニュースを鋭く ブったぎります はてな?とおもった方は必見 お気に入り ブックマーク スター付与など かたじけなく賜ります

pcデポ悪徳商売はほっとけばいい?岡田斗司夫

 高齢者への過剰なサポート契約や高額な契約解除金を発端としたPCデポ騒動。
 ネット上で「悪徳ビジネスは政府が規制すべき」「吊るしあげろ」などの声が上がる中、8月21日放送「シン・ニコ生岡田斗司夫ゼミ」に出演した岡田斗司夫は、”ハリケーン・カトリーナ”が襲来したときのアメリカを例に、「規制するよりも、市場原理や世間の目で状況は良くなる」と語った。発言の真意は…。


市場原理に任せるだけで悪徳ビジネスはすぐに無くなる

 

 今回のような場合、日本人は「法律を作れ」って言うんですね。「もっと政府が監視しろ!」とか「規制を作れ!」とか言う人が多いんです。

 その一方で、「こういう報道が広がると、市場原理と世間の目が働いて、政府が規制したり法律を作ったりするより、もっと早く状況が良くなる」という考え方もあります。

 2005年にアメリカで、“ハリケーン・カトリーナっていうのがありました。ニューオリンズの町の8割が水没したという大台風ですね。そこで何が起こったかというと、水や食料、ベッド、毛布などのあらゆる生活必需品が数倍から数十倍の値段にバーンと跳ね上がったんですね。これは、マイケル・サンデルの『これからの正義の話をしよう』の中でもテキストとして使われた、有名な実例です。

 現地では暴動も起こったし、略奪も起こりました。アメリカ国内でも「なぜそんな時に火事場泥棒みたいな値段で売るんだ!」と非難轟々でした。赤ちゃんが風邪を引いて死にそうなのに、毛布を10倍20倍の値段で売るような人がいたんです。

 

 でも、アメリカでは「政府が値段を規制しろ!」なんて言う人はいないんですよ。経済学者のほとんどは「少し待っていればいい」と言ったんです。その結果どうなったかと言うと、「ニューオリンズでは毛布や食料が数十倍の値段で売れる!」ということがニュースで報道され、数日の内にそういった生活必需品が膨大に集まりました。あっという間に値段が暴落、みんなが安く買える状態になったんですね。ボランティアの人達も、それを現地で安く買って配ることができるようになりました。

 つまり、市場原理に任せておけば、こういう悪徳な商売、PCデポみたいなことがあったとしても、あっという間に「うちはPCデポと違って、こんな良心的なサービスをしますよ!」という会社が現れるんですね。「厳罰を課してPCデポみたいな会社を潰すとか、規制を作るとかよりも、市場原理に任せておくのが一番いい」というのが経済学者の通説で、それが証明されたのが、ニューオリンズのハリケーン・カトリーナの騒ぎだったんです。

「快/不快」と「正しさ/間違い」の微妙なズレ

image03

 では、騒動の初期に10倍20倍の値段で物を売って儲けた会社は罰せられるべきか?「そんなえげつないことをしたんだから、そいつらだけでも吊し上げにしようぜ!」と言う人がいるかもしれないけど、これもやっぱり“正しくない”んですね。

 なぜ正しくないかというと、もし、物がないという大変な状況で食料や毛布を通常の値段で売ったりしたら、それこそ暴動になるんです。早い者勝ち、売り場に先に手を付けたもの勝ちになってしまうんですね。

 実は、手元に必要な物があって困っている人がたくさんいるパニック状態になったら、値段を上げる方が、その場は落ち着くんですよ。もしそこで暴動が起こったり、「同じ値段で売るから、より困っている人から順番に売ります」なんて言って大喧嘩が起こったりしたら、その混乱の方が大きいんですね。

 僕らが生理的に「快/不快」と感じる「正しい/間違っている」と、結論としてより状況が安定しているという意味での「正しい/間違っている」というのは、実はいつも微妙なズレがあります。こういうズレに付け込んで、最終的にはみんなの損になるのに一時的にみんなの心をスッとさせることをやる、これをポピュリズムと言います。いろんなニュースが出た時に、小難しいことを話したい人が「それはポピュリズムだ!」とか「大衆迎合主義だ!」とか言うときは、この意味だと思ってください。

今回の問題は決して「他人事ではない」

image04

 今回のPCデポの話の主な発端は独居老人の話ですよね。被害者が息子にレシートを見せて愚痴を言って、その息子がツイート、こうした事件が発覚しました。これが出来たのは、「お爺さんには息子がいて、その息子を頼ることが出来た」という繋がりがあったからなんですね。

 この話、僕らにとって“他人事ではない”と思うんですよ。いざ僕らがどこかの会社に……まあ、騙されるということはないんでしょうけど、「明らかに不当な扱いをされた時に、誰か相談する相手がいるのか?」あるいは「ネットの力を借りてでもいいから、困ったときに助けてもらえる力があるのか?」と考えると、しんどい感じになると思います。

 このPCデポの問題も「困ったことが起きた時に助け合える関係を、自分たちだけで個々に作れるのか?」という個人に返ってくる話なので、ちょっと他人事ではないなと僕もビビっております(笑)。

 もし僕がそういう状況になったら、おそらくこのニコ生でレシートを見せて「俺、こんな目にあったんだけど」と言うしかないと思います。

皆さん、その時は助けてください! よろしくお願いします!

 

やっぱ規制かけなきゃだめじゃんか! 最後には岡田斗司夫の論理が破綻してきている  たまたま被害者おじいさんが息子という人間関係があったからこそ泣き寝入りを回避できたということがきっかけw息子がネットでぶちあげたために炎上できた

 

ネットなりなんなりツールを使わなければ 悪徳業者に搾取し続けられるということですよ そのツールも使いこなせなければ人に頼るしかない 法的規制のないむちゃな認可がまかりとおってるこの悪徳業者を規制にかけるかどうか?ということですよ 被害者がすくないからいいとか間違ってると思うし ネットで炎上したから政府が規制しようというながれがやっとできる ともかく話題にのぼらないと 悪徳業者がのさばりつづけるのです 死者が何人かでてから問題が明るみになるまでタイムラグがあれば それまでの間に次々の犠牲者がでてしまうわけですよ

 

もともと知られた被災地への救難物資とはワケが違います 個別に被害にあっている不条理な社会悪というのは ほっといたら 後々悪影響を及ぼすのです

 

岡田斗司夫が最後に泣きをいれたように 彼自身の論理は確実に破綻していることを自己証明してしまった PCデポをはじめとする悪徳業者はつるし上げにされなければならない