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オリンピック巨大カメラが空から落下 7人負傷

リオデジャネイロ五輪のメイン会場、オリンピック・パーク(Olympic Park)で15日、ワイヤーでつるされていた巨大テレビカメラが地面に落下し、7人が負傷した。大会広報担当者が明らかにした。

【写真】カメラが落下した事故現場の様子

 上空からオリンピック・パークを撮影するために使用されるスパイダーカムが、バスケットボール会場外の地面に落下。ツイッターTwitter)に投稿された動画には、出血した2人の女性がショックを受けた様子で地面に座り込む姿が映し出され、一人は鼻から出血、もう一人は腕に血がついていた。

 そのほかの映像では、小型のオートバイくらいの大きさのカメラが壊れている場面が確認でき、すぐそばで少女が担架で救急車に運ばれている様子もみられた。

 今回の事件について、大会広報担当者は「オリンピック放送機構(Olympic Broadcasting Services)がカメラを動かす際、カメラが重すぎることに気づき、周辺の立ち入りを制限し始めました。彼らはワイヤーがもう少し重さに耐えられると考えていたようですが、カメラは落下し、立ち入りを制限するために置かれていたフェンスを直撃した」と説明している。

「カメラとフェンスが女性2人に接触しました。現在情報収集にあたっていますが、7人が負傷したとみられます。彼ら(のけがの程度)は深刻ではありません」

 

 

オリンピックの大会で選手の周りで走り回ったり 水泳の水中で動いたりと せわしなく活躍するカメラのおかげで テレビ観戦できるわけですが 空中のその鋼鉄の塊がいきなりおちてきては下にいる人はたまりませんね

 

ワイヤーでつり上げられていたようですが。。。。? 映像でみてはないのですが ワイヤーで前後に移動するものなのか上下に移動するものなのか?によって形状も異なってくるでしょうし むやみにワイヤーがふとければいいというものでもないようなきがするので。。。。

 

ワイヤーの径によって重さに耐えうる加重というのがきまっています しかも製品テスト段階では標準荷重とは別に最大荷重をテストして出荷されているはずです 切断荷重というのもあります つまりそれ以上になると切れる これは標準荷重の2倍以上ということはワイヤーロープ業界では普通です

 

なのワイヤー自体に問題があったとは考えにくく 使い方に問題があったのではないかと思います たとえば必要以上にたるんでいたとか。。逆に張りすぎていてテンションが常に相当かかっていたとか

 

ワイヤーというのは荷重によって角度がつきます 角度がつけばそれだけ耐えうる荷重がかわってくるのです 荷重を軽減するためにカメラ構造内部や留めツケ部の手前にシーブ(滑車)があって速度を下げたり 強固にしたり するわけですが そのシーブが小さすぎてもワイヤーに負担がかかります 動きが重くなったということですので 滑車から外れると うごかなくなるはずですので ワイヤーロープはストリング またさらに小さな素線で構成されていますが たぶんそれがプチプチちぎれてけむくじゃら状態になっていたのではないでしょうか?

 

そうなるとワイヤーがきれてれいないのに 動きにくく かつ ワイヤーロープの強度が落ちた状態でまだ使えるという状況が起きます

 

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つまりシーブの径が小さいためにワイヤーがキズついてだんだん弱くなっていったのだと考えます

 

ニュースを見ましたが ワイヤーのほうが先におちてきたようです ということは?たぶんワイヤーのストランド(3本のストランドをより合わせて1本のロープ)がはじめに切れておちてきて 残り二本か1本でたえきれなくなってカメラといっしょにあとでおちてきた? ということかもしれません

 

しかも長い間の使用による経年劣化ではないので あきらかに カメラとワイヤーの相性が悪い状態で使われていたのだろうと推測されますね

 

カメラに下には人が立ち入り禁止にするのが 一番の解決策です これならドローンで撮影したほうがおちたときのダメージを考えると安全でしょうね