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置き去り少年10キロ先にいるはずがない警察の読みの甘さ

渡島管内鹿部町陸上自衛隊演習場内で保護された田野岡大和(やまと)君(7)について、道警や消防、同管内七飯町などによる捜索範囲の設定が「適切だったのか」と疑問の声が上がっている。2日までの6日間で延べ約900人を投入したが発見できず、捜索関係者は一様に「想定外の場所だった」と話す。7歳の子供では「10キロ離れた場所にいるはずがない」「険しい山道に入っていくわけがない」という先入観が捜索範囲を狭めた可能性がある。

 「もっと早く見つけてあげたかったが、子供の行動範囲がここまで広いとは誰も思わなかった」。道警幹部はそう驚く。

 

私はブログの中で1日で10キロ歩くという持論をぶちあげたが確実に当たっていた その日のうちに夜中に移動しているので10時間の内には移動できている可能性がある しかも私の予想では4日で歩こうと思えば40キロが可能だと書いている 小学生は意外に登校などで普段から歩きなれていると思われるし この距離を歩ける体力は十分にある

 

なんとぶざまな警察の予想 結果的には良かったが 初期の捜索範囲を3キロに絞るというのはあまりにも現実との乖離がすぎた これが4歳の子供だったらそれで十分だろう 

 

ではなぜ少年が親の方向とは逆の方向に歩いたのか? 7歳となればある程度分別がつく 自分のイタズラを悔いて捨てられたことを自覚し すでに決別して生きていく方向を考えたのかも知れない 大きな道を選んで枝道を通らなかったことなどは あきらかに思考力としてサバイバルに適した行動だった 大人は子供のことをなにもわかっていないと身勝手に考えると思うが 考え方も個人差があり 私などは3.4歳ぐらいから自分の周りで起こっていることについて記憶がある 私は大和君と同じ年齢の時の首相は中曽根総理だったと記憶しているし(7歳の少年にとって生活とは一切関係ない)

イタズラをするということはこれをすればだれかがびっくりするとか それを喜んで 自覚があってやってるということだ 親は高飛車に子供に無理な要求する 他人の迷惑になることをやめなさい まだ教えるには早すぎだ なにもわかってないのは大人である 迷惑かけて 自分も迷惑かけられたり 問題になったり 殴られたり いろいろするなかで 社会的に自分の行動が求められてないことだと徐々に学習する 20歳でも石を投げるような大人は確実にたくさんいると思われる こうなってはいけないとしつけるには早すぎた しかもそのシツケをしようとした親自身が国中をまきこんで迷惑をかけてしまっている ただ頭がわるいからとか 親は性格が悪いからと勘違いするのだろう 個人としてなにをすべきかということを主体的に考え行動するという なにも考えを持たない子供と比較したらとてもしっかりとした自立思考なのである その自立思考な大和君を親は大人からの視点で 大人な大和君を子供扱いしてしつけしてしまった おかげで一日で10キロ先まで行ってしまう行動力も予見できなかったし こういうことをしたらこういうことになるということがわからなかったのはそういうことを発言している親自身だったということである 食べ物の好き嫌いが悪いとかいって無理な強要をしたりする身勝手な親がいるとおもうが 私の周りでは好き嫌いをする大人ばっかりで 私自身は好き嫌いがほとんどないが そんなことでよく大人になれたなという子供的な親ばかりである そんな子供な親が子供をしつけをする資格はない 完璧な親なんて存在しないし 自分の尺度で子供を操ってやろうという親の単なるエゴである それからすれば大和君はしっかりと自分のエゴを自覚していたと思うし 親との決別もありかな?と考えたのだと思う 一度泣きじゃくって車に駆け寄っていったのに親は説得して大和君を下ろしているのだから 大和君はその失敗を学習し 自覚することにより 論理的に方針を考えて 自分で進む進路を親と逆方向に取るということは なんとも大人ではないか 子供を子供扱いしてしまうのは子供並みの思考しかできない親であり やりすぎかどうかは大事件になってみなければわからない なんと無責任な親の思考とでもいうべきか 自分がどっちに進んでいこうかわからない親にしつけされる子供がかわいそうだ

 

警察は二転三転する親の供述に翻弄されているが 親の思考能力の低さを見誤って結果的に大和君を見つけるための方針を間違った 子供並みの親の供述に翻弄された子供なみの捜索方針しか示さず 結果的に全く検討違いのところで自衛隊員に発見された 大和君こそが大人であって 本当の大人たちが見事に出し抜かれた結果に終わった 結果さえ良かったら問題は解決ではない このような無意味な人件費をかけ続ける公務員のあり方までもが問われるのである 私が持論を述べた記事に 生き延びるためにはその場を動かないことだというのがあったが それは分別のある大人な知識であり 子供にはそんなあたりまえな知識が備わっているわけはなく 大人の予想をはるかに超える思考力が子供の捜索には必要となるということだろう 

 

地図をみてみると10-20キロ歩けばだいたいどの方向に歩いていっても大きな道 線路か海に出る

 

これが周辺の地形を知っている大人ならさらに同じ方向に10キロメートル歩いていって 誰かに見つけてもらうのだろうが 子供にはそこまでの知識はない 彼にできる最大限のベストを尽くした結果が 自衛隊演習場の水も飲め風雨もしのげる宿泊施設であった さらに闇雲に動き回って戻れなくなるよりも その場にいたことがなんとも安全でベストな選択であったことか いろんな不安もあっただろうが 混乱もせず 淡々と命をつなぎ続けた事 彼が持っている知識の中で最大限できうることをしたということ 生き延びるためにできることに関して 大人が見習うべき立派な思考であったということだけは間違いない