genbusyoのブログ 

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二人死者を出した第八大和丸 豊昌丸の事故について

 

15日午前11時35分ごろ、兵庫県姫路市家島町の上島沖で、貨物船「豊昌丸」(愛媛県今治市、499トン)と砂利採取運搬船「第八大和丸」(姫路市、499トン)が衝突、第八大和丸が転覆し、乗組員3人が死傷した。

 姫路海上保安部によると、船長の喜多史彦さん(50)=徳島県松茂町=が運ばれた病院で死亡。機関士の濱渕志行さん(28)=同=が船内で見つかり、死亡が確認された。濱渕さんの父で一等航海士の浩二さん(63)=同県鳴門市=は軽傷。家島町の貨物船の乗組員らが救助に当たった。

 第八大和丸は赤穂港から大阪港に向かう途中で、海上は晴れ、波も穏やかだったという。現場で油の流出は確認されていない。同保安部は業務上過失致死傷などの疑いで、双方の乗組員らから事情を聴いている。

 現場は家島町の家島本島から東約13キロの海上。

 

先日のきになったガット船と貨物船の衝突事故を検索してみました

貨物船は石炭専用船ということで たぶん顧客は製鉄所ではないでしょうかね

 

ガット船は石材を運んでいたということで どちらも499トン これは船の総トン数で ガット船はたぶん荷物として1600トンくらいの石を運んでいたんじゃないかとおもいます

 

ひっくり返ったのはガット船です まず疑問におもったのは亡くなったのは船長と機関士らしいです 船は船長をする免許を持った人と それとは別人である機関長の免許を持った人がいなければなりません

 

ところがなくなった船長と息子の航海士 それと機関士?の三人で運行してたようですね 

 

 

私は航海と機関の免許を持っていますが なかなかそういうケースは少なく どこも人手が不足してますし なるべく人件費を少なくするために余分な人数は雇わないとおもいます 船長 航海士 機関長の三人体制が最低です

できれば四人というのが望ましいですが しっかりしたところは5人はいますね

 

しかもガット船というのはガット士という高度な技術が必要とされる専門職が必要であり これは船長がしていたりするのが通常で経営者のことが多いです

 

陸のジブクレーンなどの10倍難しいとおもいます

 

それと疑問があったのは生き残った豊昌丸のバルバスバウが左におれまがっているということです

 

つまりこれも想像の域を超えませんが 大和丸は右から豊昌丸の船首にぶつかっているのです

 

海のルールとしては これも基本なので一概にいえませんが このケースのぶつかった場合つまり十字があったとして自船が豊昌丸だったとして六時の方向から12時の方向に向かっていたとして 三時の方向から大和丸が九時の方向に進んでいた場合 豊昌丸が避ける必要があります(避行船)

 

豊昌丸がよけなくてもいいケースとしては豊昌丸が航路を進んでいたケース 航路というのは海の高速道路のようなもので 頻繁にたくさんの船が同じ方向に進む道です このケースは大和丸が航路に入ろうとしていた?かもしれませんし直交して横切るにしても避行義務があります

 

事故があったのが航路と近かったかどうかわかりませんが どちらかというと航路とは外れているのではないか?ということで豊昌丸のほうがたぶん悪いという見解です(あくまで想像)

 

どっちが100パーセント悪いということはいえないのは どちらもプロであって国家資格者なので そのどちらもがうっかりしてたり居眠りしてたりぐったりしてたり注意散漫であったりということです どちらか一方でもしっかりしてれば 事故にはなりません

 

なぜかというとクルマとちがって船はほっといてもまっすぐ進むようにできてますし速度も変えようとしない限り一定です (多少の潮や風の影響も受けますが) 監視さえしっかりできて カラダの不自由がなければ当然衝突回避行動がとれるからです しかもぶつかるまでわからないということはなく レーダーをつけていれば事前にぶつかるかどうかがわかります 天候も良く視界も良好だったようで どっちもうっかりしてたのかもしれませんね 島の近くなので 注意しないといけない場所だとおもいますが。。。

 

5メートルの風があったようですがほとんど無風といってもいいすぎではありません 荷船はあまり風の影響は受けず潮の影響をうけます 逆に空船は風の影響をたくさん受けて潮はほとんど影響を受けません

 

ガット船の大和丸は荷船であり赤穂から大阪に向かっていたようです

 

豊昌丸のほうが生き残っているので荷船だと勝手に考えていますが。。。

 

大和丸は実際は石を運んでいたということで荷崩れによってバランスを崩して転覆したのかもしれませんね

 

すべて想像です まちがっているかどうか検証するにしても難しいものがあるとおもいますが、、 大和丸の生き残っている人が航海当直をしていたとしたら その証言しか大和丸側の証言としては唯一になるでしょう

 

事故当時船長が航海当直だった場合 亡くなっているのでなんとも。。大和丸側の証言はほとんど得られないことになりますね